kananaの日記

名前変わりました。

新人理学療法士の雑記。

 

総合病院の、回復期病棟に就職して3ヶ月が経ちました。

新人歓迎会も終わり、どうにか1日の業務の流れが掴めてきて。

気が抜けたのか何度か体調も崩したけれど、給与明細の欠勤控除の欄を見て、もう二度と感染症でない限り休むまいと学習した矢先です。入職して6か月経つまでは有給が2日しかなくてもう早くも使い切ってしまいましたからね・・・。気を付けないと。

 

言うのは本当は恥ずかしいけれど、新人という立場ももうこの1年だけなわけで。

出来るだけ言葉で今の感情を残しておきたいと思います。いつかのために。

回復期病棟で、もう4回くらい、上司の前で泣きました。すっかり泣き虫キャラ。

理由は、認知症のリハ拒否の患者様。

雑談ならまだいいのだけど、「リハビリをする人」っていうイメージが上手く作れなくて。私が体調崩す前は普通に介入できていたのだけど、復帰後はすっかりダメになってしまいました。

確かに新人だし、評価もまだ覚束ないし、痛いと言われても何もできないしで・・・触るなと言われるには、充分なわけですが、それでもやっぱり、悲しくて。

悔しいというよりも申し訳ない気持ちの方が強くて、他の患者様にも慰めてもらってしまったりして、どうにも我慢できなくて。

でも誰も、私を責めたりはしませんでした。

誰もが通る道だよ、そんなに背負わなくていいよって。またそれで我慢できなくて。

 

ほんとにいい、職場に就職したと思います。患者様も上司も先輩方も優しい。

科長にも個別にお言葉を頂きました、私でもあるからねって。

国試には、受かりました。実習も通りました。でもまだまだ道は、遠くて険しい。

理想があります。夢もあります。

私は元々運動が得意なタイプでもないし、高校でも文科系だったし、W杯も今年始めてまともにみたくらいだし。同じ職業についている方々と比べると、正直学校にいる時から、このお仕事に「向いている」とは思ったことがありませんでした。

でも、人と話すのは好きで、言葉を綴るのも好きで、本を読んで何かを調べることが好きで。誰かの気持ちに寄り添うことを仕事に出来たらいいと思って、ここまできました。

 

今は、こんな「向いていない」私だからこそ見えるものがあるって、信じたい。

毎日へこんだり自分が嫌になったり、些細な言葉で救われたりしながら、明日も、病院に向かって歩きたいって、思うのです。