kananaの日記

名前変わりました。

なぜ働くの?

思い出した理由はひとつ。文献を読んで、覚えてまとめて、先生に見てもらうため。

誰より早く文章を読み込んで、誰より早く覚えた情報同士をアクセスさせて、適材適所で情報をアウトプットする。その行為が好きだったから。小さいころから、ずっと。

夜間部に通って、バイトをこなしながら勉強して、胃に穴を開きかけながら国家試験に合格して。一人暮らしを続けることの出来ることを証明するように、東京から新幹線で一時間の場所で暮らし始めた。四年ぶりに、一人で。

3ヶ月もしないうちに、ふわふわの妖精を二羽も家に迎えることになった。思い出すのは、もう少し小さい命を東京の家に迎えた時のこと。あの時もレポートを書きながら一人で(ベッドで眠る彼氏はノーカウント笑)過ごす夜更けが、寂しかったから。今も炬燵に入りながら、一人で過ごす私の傍らで、二羽はうとうとしていて、なによりそのぬくもりに救われている。もしかしたら私の人生の一番の誤算は、一人で暮らせると思ったことなのかもしれないと、ふと思った。東京で暮らし始めた時も、生活に慣れてからは毎週末誰かを招いていたし、半年もする前に今の彼と暮らし始めてる。一人暮らしがしたくて関東を離れたけれど、三ヶ月で二羽を迎えたし、週末になると彼を呼ぶ。連休になれば、東京を訪れてる。

わたしは、ひとりでは、生きられないのかもしれない。