kananaの日記

名前変わりました。

絶対に勝てないひと。私の指導者さん。


子どもの頃から、なにせ身体が弱かったから、運動はあんまり得意でも好きでもなかったけれど、勉強はわりと好きでした。勉強がというより、本が好きだった。母も、平仮名をきちんと教える前にもう自分で読み始めていて驚いたとたまに言う。だから今まであまり勉強には困ったことがなくて、成績なら上から数えた方が早かった。
母譲りの色の白さからか、正直なところ恋愛にもあまり困ったことがなかった。七難隠して余りある笑。物覚えも悪くなかったから、学生時代やった色々なアルバイトでも評価は悪くなかったと思う。

ものすごく正直に言ってしまうと、人生において負けたと思ったことはあんまりない。だけど、四半世紀生きてきて、絶対に勝てないと思う人が何人かいる。
(前置き長かった…笑!)

1人は、私の今の彼氏。1人は、臨床実習の時のバイザー。1人は、今の職場の私の指導者さん、通称プリセプター。
彼氏は置いといて、師には一生勝てないってことなのかもしれないけれど、今日は私のプリセプターさんの凄さをつらつらと述べてみようと思います。

まず誰からも、嫌われてない。
これは凄すぎる。うちの病院結構な大規模なのに。喧嘩も見たことない。
そして超絶の、ど天然。
担当の患者さんの家屋調査、カンファレンス、話し合いを忘れてリハの予定を組むのはほとんどいつものこと。
患者さんの名前諸々を端から忘れる、こないだ家屋調査で撮った写真のデータをなくしてた、クリーニングから却ってきたKCを受け取り損ねて上司に怒られる。
ボールペンをすぐなくす、週間の予定表を書かずに溜め込んで監査前に休日出勤して書く、勿論書類は貯めまくり。

事実を述べるとものすごくダメダメな人に見える、というかそうにしか見えない笑。でも仕事はできるし患者さんからは好かれてる。周りの職員からも。
たぶん、患者さんへのリハビリはきちんと向き合ってしているから。他の職員さんにも、敬意を持って接してるから。だから、あいつなら仕方ないなあ、ってみんなが思ってるんだと思う。

私はわりかし完璧主義な方で、助けられるより助けたいけれど、私のプリセプターさんは助けられることを拒まない。むしろ、ほんとにー?ってにこにこしながら喜ぶ。愛され上手なんだなあ。
私とは全く向いてる方向が違って。プライドを見出す場所も違って。だけれど私にはおそらく、一生敵わないひとの1人。