kananaの日記

名前変わりました。

「ちはやふる -下の句-」観てきました。

 上の句に引き続き。
徹底して語られるのは、1人になるな、ってことだったように思う。

誰かを笑顔にしたいとき、誰かの助けになりたいとき。私は、そういうときに一番頑張れる。ただ私1人の願いでも、それが誰かの願いと重なるなら。1人では、いけないのだ。自分が1人じゃないって気づけるなら。
ちはやふるの原作が、40代以上の管理職に人気があるってどこかで聞いたことがあるのだけど、新人研修を担当して、これから1年新人教育に携わる身からも、すごくすごく、よくわかる。

1人になろうとした1人を、周りの人が引っ張り上げる。ただ単に励ますよりも、上を向き続けた人が1人になってしまおうとしたときは、上にいる人の一言が良い時もあるんだ。どんなに勝てそうにない相手でも、背中に誰かがいるなら、そのとき戦う自分は、1人じゃないんだ。上の句よりもずっと、いいなあって思った。高校生のときに、ちはやふるに出会っていたかったよ。かるたを通して、私も誰かと繋がってみたかった。チームの誰かや、千年前の歌人や。かるたがなくても、誰かと繋がれている自分だけは、少し誇りに思うけれど。
1人では、ないんだ。辛いときこそ。
あなたがいるから、頑張れる。
もろともに、あはれと思へ、山桜。