kananaの日記

名前変わりました。

自分へのカウンセリング。

私にとって、カウンセリングというか、人の話を聞くのは趣味というか特技に近い。今の職場の後輩もよく、カウンセリングしてください!って直球で言いに来る。言葉にならない感情を、ほんの少し先回りして言語化する。これは長年の読書で培った語彙のおかげ。そして何故その感情に至ったのかを分析する。これは職業柄もあって日々やってるから。
みんな分析はできなくもないんだけど、語彙は圧倒的に私の方が上。理学療法士って理系要素強いから、かな。私は分理系自負しているし、元々の学歴差もあるかもね。勉強は趣味。
そうして、後輩が仕事辞めるのを助けたり、誰かの歯車になったりしてきたのだけど、たまに猛烈に自分に対して自分が欲しくなる。観察して分析してみせてほしくなる。言語化して、理解してほしくなる。嫌になる程。

私はなぜ、そう思う?
私はなぜ、ここにいる?
続けているのは、何故?

関東の片田舎で生まれて、自分がどれだけ上に行けるのがが知りたくて、自分に出来ないことを知りたくて、高校まではわりと勉強していた。苦ではなかった。むしろ田舎だったから、女子で両親ともに大学を出ていなくて、全く教育熱心ではなかった環境で、勉強したいと言っても理解されなかったことの方が辛かった。高校生になって、当時の彼氏が東大を目指していて、ようやく理解してくれるひとができたなかで、父親がセンター試験の1週間前に倒れた。
誰に言われたわけでもなかったけど、自分は大学には行けないのだと絶望していたなかで、東京の夜間の専門学校を見つけて。働きながら学ぶために、上京した。4年間、お金がないってこういうことかと思いながら、毎日3時間寝られればいいほうって暮らしをしながら、資格をとった。国家試験直前まで働いていて、直前まで点数に悩んで、国試当日午後の記憶がないくらい胃痛に悩まされて、帰り道の東京駅で動けなくなり救急搬送された。よく受かったと思う。
就職してからも、学生時代の寝不足が祟ったのか何度も体調を崩した。学生時代からの頭位変換性の目眩は収まる気配もなく、難聴にもなったりと。それでも、しがみつきたくて最低でも月に1回から2回は勉強会へと通った。

そうして今ようやく、ここにいる。
初めて会ったとき、完璧超人かと思った、体調崩してるの見て、ようやくこのひと人間なんだって思いました、って。同期にも後輩にも言われた。先輩からは、あまり可愛げのある後輩とは思われてはいないと思う笑。
少し、すっきりした。私は、私だ。
人の内面に触れ続けてると疲れてしまうのも私だから、いいんだ。